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蒸留所放浪記(第4話)~麹エイジングプロジェクト2020 ジャックさんミーティング(2)~

CRAFT CULTURE

蒸留所放浪記(第4話)~麹エイジングプロジェクト2020 ジャックさんミーティング(2)~

■11月19日(火)ジャックさんとのミーティング

 2日目の午前は、大分県宇佐市にある三和酒類本社工場の樽貯蔵庫を見学して頂きました。樽貯蔵庫は宇佐に2か所あります。そのうち本社側にある第3樽貯蔵庫にて、ジャックさん提案の試験樽(ライブラリー)を貯蔵しています。このライブラリーの中から、将来ユニークで素晴らしい「麹の貯蔵酒」ができあがる見込みです!
案内したのは、私たちプロジェクトメンバーで樽貯蔵担当の楠木さん。メンバー内で一番の英語力の持ち主のため、ジャックさんとのコミュニケーションもとてもスムーズ。ジャックさんは現場の樽の状況と貯蔵酒の酒質の確認を熱心に行ってくださいました。

 昼食をとった後、午後からはいよいよメインイベント。ジャックさんのプレゼンテーションと私たち「試験樽ライブラリー」のテイスティングです。最初にジャックさんのプレゼンです。題目は「iichiko Barrel Program 2.0」。
 2018年3月にサンフランシスコで提案された「iichiko Barrel Program」から、今回の工場見学を通して見えてきた課題を盛り込んだ更新版となりました。さすがに、詳しくは企業秘密ですが、現段階の焼酎貯蔵の課題を共有した上で、今後の展開が見えた有意義なプレゼン&ディスカッションとなりました。
 続いて、貯蔵酒ライブラリーのテイスティング。サンプル毎に、それぞれ香味の個性があるのですが、ジャックさんは的確に、かつ、わかりやすくコメントをしてくれたため、活発な意見交換を行うことができました!

 今回のジャックさんの来日で、未来の「麹の酒」の貯蔵酒にまた一歩近づくことができました。次回は、サンフランシスコでお会いすることを約束して大分空港でお別れ。ジャックさん、本当にありがとうございました!

 
サンプル酒をテイスティング

~麹エイジングプロジェクト2020 ジャックさんミーティング~終~


  • 松本 真一郎

    三和酒類株式会社 / 商品開発部 商品開発課 チーフ

    1976年生まれ。福岡県北九州市出身。
    高知大学農学部卒業後、2000年に三和酒類株式会社へ入社。
    入社後、製造部、虚空乃蔵、三和研究所、商品開発部での業務に携わる。入社20年目。
    趣味は中学時代から続けている剣道。四段。
    子供は3人。3人とも剣道修行中。親子で剣道に明け暮れる日々を過ごしている。
    ワイン好きで(社)日本ソムリエ協会認定のソムリエの資格を持つ。
    好きなカクテルはTUMUGIベースのドライマティーニ。
    好きな作家は、開高健。
    座右の銘は、開高がこよなく愛した言葉で「悠々として急げ」「漂えど沈まず」