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BEAMS JAPAN Pop-Up at Fred Segal Sunsetにて麹文化の酒「Shochu」を愉しむ

CULTURE

BEAMS JAPAN Pop-Up at Fred Segal Sunsetにて麹文化の酒「Shochu」を愉しむ

 日本を代表するセレクトショップBEAMS JAPANが、米国では初となるPop-Upショップをロサンゼルス・ウエストハリウッドにある超有名老舗ショップのFred Segal(フレッドシーガル) サンセット本店に期間限定でオープンしました。このPop-Upのオープンを祝うイベントが2019年11月15日に開催され、お客様に振る舞う日本のお酒として「焼酎」が選ばれました。

 当日私は2名のバーテンダーと共に参加し、麦・米・芋のカクテルとオンザロックを提供しました。会場は300人を超える来場客で大変賑わっており、バーカウンターにもたくさんの方が集まり、焼酎にトライしてくださいました。


 
【バーテンダーのお二人】

 現在アメリカでは日本食がブームを通り越し、もはや一般化してきたような雰囲気すらあります。それに伴い日本酒も認知が非常に高くなっており、Ginjo(吟醸)やJunmai(純米)などは普通に言葉として通じるようになっています。一方焼酎はというと、残念ながらまだほとんどのアメリカ人には知られておらず韓国のソジュ(韓国の蒸留酒・米国でも多く売られている)と混同されることがほとんどです。一部の超日本通、あるいは日本に住んだことがある方に知られているのみです。

 この会場でも状況は同じで、焼酎を飲んだことがある人はごくわずかでした。ただ、皆さん未知の飲み物に興味津々で、「これは日本酒とどう違うのか?」「日本人はどうやって飲んでいるの?」などたくさんの質問を受けながら提供をしました。


 
【ブースの様子】

 まず日本酒との違いについて、日本酒はワインと同じ醸造酒であり、焼酎はウォッカ・ジン・テキーラ・ラム・ウィスキーなどと同じ蒸留酒であることを説明しました。
 そして、それらの蒸留酒との最大の違いについては、「麹を使った発酵による、世界で初めてUMAMI(旨味)を感じる蒸留酒であること」だと説明しました。ウォッカのようなクリーンさもありながら、口の中に確かに広がる原料独自の風味は、他の蒸留酒では感じられない、日本独自の麹文化が生んだ酒だということをアピールしました。
 ある人は「Wow, amazing!」と感動し、またある方は「確かにUMAMIがあり面白い味わいだ」と高く評価してくださいました。初体験の方に焼酎を試してもらうときはいつも緊張するのですが、そのたびに焼酎はとても好感をもって受け入れられます。今日も日本の焼酎はアメリカで受け入れられると確信することができました。
 


【賑わう会場】

 BEAMS JAPANさんもFred Segalさんも、単に洋服を売っているだけでなく、文化を発信しながら人々の生活を豊かにすることを目指しているのだと思います。こういった文化発信の場に日本の麹文化の酒である焼酎が選ばれたことは非常に光栄なことですし、加えて焼酎がアメリカにおいて「クールで、かっこいい日本の新しい飲み物」として認知される可能性もあると感じました。また、私たちも焼酎という飲み物を紹介するだけでなく、日本が独自に持つ麹文化の素晴らしさも併せて紹介していければいいなと思います。

  • 麻生 将人

    三和酒類株式会社 / 海外営業部 営業課 リーダー

    1984年、大分県別府市生まれ。福岡大学法学部卒業後、2007年に三和酒類に入社。製品課(瓶詰め)、国内営業を担当後2019年4月に渡米、iichiko USAに勤務。異文化コミュニケーションと焼酎文化の啓もうに奮闘中。小中高と野球部に所属、入社後は野球部と剣道部の掛け持ち、剣道4段取得。酒は生涯の友。