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蒸留所放浪記(第11話)~「麹エイジングプロジェクト2019」いいちこ日田蒸留所紅葉祭~

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蒸留所放浪記(第11話)~「麹エイジングプロジェクト2019」いいちこ日田蒸留所紅葉祭~

 今回は、この「蒸留所放浪記」の第2話、第3話で紹介しました『麹エイジングプロジェクト』のお話。
 麹エイジングプロジェクトとは「麹の酒」を本格的にエイジング(貯蔵)して、旨い酒をつくりたいという思いからスタートしたプロジェクトです。そんなプロジェクトから誕生した商品が、その名もズバリ日田蒸留所限定商品「麹エイジングプロジェクト2019」。アルコール度数40%、200ml、税抜き小売価格1,200円の商品です。
 この商品は、1回限りで終わる企画ではなく、10年間プロジェクトを続けてゆく中で、マイルストーンの役割として、毎年企画を練りながら限定販売を続けてゆこうと考えています。
 2019年の商品コンセプトは、「10年以上樽熟成した麹の樽貯蔵酒について全量官能検査を行い、その内から1樽を選び抜き、三和酒類が今作ることのできる、最高にうまい貯蔵酒に仕上げた限定商品」と定めて、商品開発を行いました。

 
【限定商品:麹エイジングプロジェクト2019】 

 この日田蒸留所限定商品の『麹エイジングプロジェクト2019』、当初は限定商品とはいえ、200mlで1,200円という価格は高すぎるのではないか?という否定的な意見もありましたが、実際に販売してみると、企画の面白さや、お土産として購入するのに手頃な価格だったことなどから、お客様に支持されて良く売れました。2019年の8月に発売して2か月で約800本売り切りました。
 私は商品を介して、どうしてもお客様と対面でお話しがしたかったので、昨年11月の紅葉祭において、この限定商品を販売する機会をいただきました。


【2019年11月17日(日)いいちこ日田蒸留所紅葉祭の様子】


 お客様の感想は、美味しいとおしゃって下さる方が多かったのですが、他の貯蔵商品の方が好みだという方もいらっしゃいました。ただ、お客様は商品ごとの香味の違いを認識頂いている様子でした。

 
【張り切って販売しました!】

 予想通り、午前中には45本全て完売!午後にもお求めになるお客様がいらっしゃいましたが、商品が無いのでお断りすることとなりました。本当に嬉しい悲鳴とはこのことです。次回『2020』は、更に旨い商品を造り、もう少し生産本数を増やして望みたいと思います。

 また、当日は恒例のフレアバーテンダーショーもあり、大変盛り上がりました。春と秋のお祭りでいつもお世話になっていて、フレアバーテンダー業界で世界レベルの実力をお持ちのBAR if...の江田さんとフレアバーテンダー増田さん。今回も最強コンビで会場をおおいに盛り上げていただきました。次回も是非ご協力をよろしくお願いします!

 
【フレアの巨匠、江田さんと増田さんの貴重なツーショット!】

 
【高度なフレアの技術を持っていらっしゃる増田さん】


  • 松本 真一郎

    三和酒類株式会社 / 研究所 商品開発課 課長

    1976年生まれ。福岡県北九州市出身。
    高知大学農学部卒業後、2000年に三和酒類株式会社へ入社。
    入社後、製造部、虚空乃蔵、三和研究所、商品開発部での業務に携わる。入社20年目。
    趣味は中学時代から続けている剣道。四段。
    子供は3人。3人とも剣道修行中。親子で剣道に明け暮れる日々を過ごしている。
    ワイン好きで(社)日本ソムリエ協会認定のソムリエの資格を持つ。
    好きなカクテルはTUMUGIベースのドライマティーニ。
    好きな作家は、開高健。
    座右の銘は、開高がこよなく愛した言葉で「悠々として急げ」「漂えど沈まず」