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「ニシノホシ」生産者の方々

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「ニシノホシ」生産者の方々

 皆様、こんにちは。稲村です。
 2020年4月21日、「iichiko西の星賞2020」の表彰が行われました。「iichiko西の星賞」とは、三和酒類が平成17年に創設した賞で、今年で16回目を迎えました。焼酎の製造適性に優れた大麦(ニシノホシ)の生産者に感謝の意を表すことと、大麦の生産技術と意欲の向上・焼酎用大麦の品質基準への理解を深めていただくこと、地産地消の推進等を目的としており、「品質第一でモノ造りを行なうには良い原料を生産していただくことが重要である」という考え方に基づいています。
※「ニシノホシ」については前回の記事をご覧ください。

 今年度は、令和元年に収穫された焼酎醸造好適大麦「ニシノホシ」の内、特に焼酎醸造に適していると判定された選りすぐりの「ニシノホシ」を生産してくださった、以下の方々です。
・上庄地区 山本惣市様(74)2年ぶり3回目の受賞
・城井地区 赤坂裕二様(67)(下城井営農組合)初受賞

 本来であればホテルで表彰式を行うのですが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、直接受賞者様宅をお訪ねして謝意をお伝えすると共に、それぞれの受賞圃場名を付した商品や賞状・トロフィー・賞金を贈呈しました。


 
上庄地区 山本惣市様                城井地区 赤坂裕二様

 焼酎の製造に適している大麦とは、「適度な粒のかたさ」・「粒がそろっている」・「粒が大きい」ことで精麦がしやすく、そして「製麹した麹の溶けやすく発酵が旺盛に進むこと」などが挙げられます。お二方の圃場で栽培された大麦「ニシノホシ」は正にそのような大麦でした。
 そして、今回の表彰対象となった圃場で栽培された大麦を原料に全麹造りで醸した「西の星2020上庄」と「西の星2020城井」が発売となります。上庄は『香り豊かでふくらみのあるなめらかな味わい』、城井は『フルーティーな香りスッキリしたキレのある味わい』の本格麦焼酎となりました。

 山本様、いつも焼酎の味わいをイメージしながら栽培方法の検討をしていただいてありがとうございます。「あと5年で引退じゃ」などと言わず、いつまでもお元気でニシノホシ栽培をよろしくお願いいたします。

 赤坂様、地区が一丸となって、ニシノホシを栽培していただいてありがとうございます。下城井営農組合様の結束力でこれからも高品質なニシノホシ栽培をよろしくお願いいたします。

 宇佐でニシノホシの栽培を始めていただいてからおよそ20年。生産者様のおかげで宇佐に焼酎用大麦の栽培文化が定着してきました。ニシノホシを切り口に地域が持つ価値(土地性や生産者様)と醸造という観点で結びつき、世界で他にない焼酎銘醸地として宇佐が光輝く日を夢見ながら、生産者様たちとのご縁を大切にしていきたいと思います。
 この度受賞されました、お二方、本当におめでとうございました!

  • 稲村 太郎

    三和酒類株式会社 / SCM本部付 生産企画チーム チーフ

    1980年、奈良県橿原市生まれ。広島大学理学研究科修了後、2005年三和酒類に入社。
    趣味:こどもに遊んでもらう、田んぼ。